中型バイクの年間と月間の「維持費」はどれくらい?

バイクに乗りたいと興奮し、はしゃぎ周る気持ちは非常に分かりますが、
現実としてやってくる「維持費」という存在。

バイクに乗るからには、絶対に逃れられない税金で公道を走る以上はバイクの所有者に納税義務が発生してしまいます。

日本は税金大国で、税負担は欧米の2~32倍にもなるようです。

納税義務をしっかり把握した上で、最高のバイクライフを満喫しましょう!

中型バイクの年間と月間維持費はどのくらい?

まず最初に、一般的に中型バイクと言われる「250cc」と「400cc」の維持費から見ていきます。

250cc

中型バイクのスタンダードな排気量ですね。

250ccのバイクに乗る方はこちらの維持費が最低限必要になります。

250ccバイクの年間維持費 / ~1年目
軽自動車税 3,600円
重量税 4,900円(新車購入時のみ)、中古車は免除
自賠責保険 12,220円 (2年契約時)
任意保険 3,815円 (26歳時点)
ガソリン代 77,000円 (20,000km走行時)
駐車場代 5,000円 (月極利用)
メンテナンス代 30,000円
車検代 0円
合計 129,535円

 

続いて2年目です。

250ccバイクの年間維持費 / ~2年目
軽自動車税 3,600円
重量税 0円
自賠責保険 0円  (2年契約時)
任意保険 2,315円 (27歳時点 / 等級上昇)
ガソリン代 77,000円 (20,000km走行時)
駐車場代 5,000円 (月極利用)
メンテナンス代 30,000円
車検代 0円
合計 110,915円

 

2年目以降が安くなり、最初の1年だけ少々高めですね。

自賠責は2年分一気に支払うので2年目は0円。

任意保険は無事故無違反ならランクアップして値下がりします。

さらに、重量税も2年目以降は発生しません。
中古車なら最初から発生しないです。

月間にしておよそ9,250円 / 月になります。

400cc

320ccや400ccなど、251cc以上400cc以下の中型バイクはこちらの維持費が該当します。

400ccバイクの年間維持費 / ~1年目
軽自動車税 6,000円
重量税 車検代に含む
自賠責保険 12,220円 / 2年 (2年契約時)
任意保険 3,815円 (26歳時点)
ガソリン代 70,000円 (20,000km走行時)
駐車場代 5,000円 (月極利用)
メンテナンス代 30,000円
車検代 30,000円
合計 157,035円

 

続いて2年目

400ccバイクの年間維持費 / ~2年目
軽自動車税 6,000円
重量税 0円
自賠責保険 0円 (2年契約時)
任意保険 2,300円 (27歳時点 / 等級上昇)
ガソリン代 70,000円 (20,000km走行時)
駐車場代 5,000円 (月極利用)
メンテナンス代 30,000円
車検代 0円
合計 113,300円

251cc以上では、どうしても車検が発生してしまいます。

新車は登録から3年後、以降は2年ごとに車検が必要です。
車検は結構お高いので、全体的に年間金額を底上げしています。

バイクをローンで買おうものならなかなか地獄なので、400cc級のバイクを買う場合はセルフ見積もりをしっかりして下さいね。

1年目と2年目を加算して24で割ると、月間にしておよそ11,260円相当です。

こうして見るとあまり250ccと大差はない感じですね。
このあたりはバイク所持者の環境にもよります。

維持費の具体的な内訳は?

では、各維持費がなぜ必要なのか、何に使われるのかを具体的に解説していきます。

軽自動車税

毎年4月1日に発生する市町村税です。

この税金に使われるのは教育、福祉、公共サービスなどあらゆるものに使われます。
最も無駄が多い税金ですが支払い義務は発生します。

ちなみに無視すると、「督促状」というものが届き、「いついつまでに○○円支払いください」といった文面の紙が届きます。

それを更に無視し続けると、「このまま支払いがない場合は然るべき処置をとります」と若干きつめの文面が届くようになります。

それでも尚無視すると、「催告書」というものが届き、
「○月○日までに支払いがなければ、法的手段を取ります。」といった深刻な内容になります。

そして… このまま無視を続けると遂に「財産の差し押さえ」が行われてしまいます。

そうならない為にも、きちんと支払っておきたい税金ですね。

4月1日に納税通知書が届いたら5月末までに支払うことになります。

 

  • 126~250cc : 3,600円
  • 251cc~ : 6,000円

重量税

バイクでの重量税は排気量のみの違いで金額が異なります。
毎年5月1日に発生する国税で、軽自動車税と同様で支払いを無視し続けると差し押さえが発生します。

重量税では、公道を走り続けることで劣化していく道路の舗装などの予算に使われます。
重いほど道路は早く劣化するため、みんなが安心して走れる道路作りに貢献されています。

軽自動車税と違ってほぼ無駄のないことに使われるので、安心して支払いましょう。

ちなみに125cc以下には重量税が発生しません。
原付、原付二種等は気にしなくてもいいですね。

 

  • 126~250cc : 4,900円(中古車購入なら0円)
  • 251cc : 1,900円 / 年(登録後0~12年)
    2,200円 / 年(登録後13~17年)
    2,500円 / 年(登録後18年~)

自賠責保険

別名:強制保険

絶対に入らないといけない保険で、法律で加入が義務付けられています。
日本国内で金額が決まっているので、どの保険会社の自賠責に加入しようが一切料金は変わりません。

ちなみに自賠責保険に入らずしてバイクに乗ると、
法律に違反してしまいます。

具体的には、

「自動車損害賠償保障法第5条、86条の3」に違反します。

 

1年以下の懲役、または50万円以下の罰金、さらに、違反点数が6点も加点されてしまいます。

自賠責保険すらなく事故を起こしたり、
巻き込まれてしまうと、何千万、下手すれば億レベルの賠償金を全額自己負担となるわけです。

自賠責保険は2年契約が最も多いらしく(陸運局で直接お聞きしました。)
2年契約では12,220円を一気に支払うことで2年間の自賠責保険に加入します。

新規登録、更新は陸運局はもちろん、バイク販売店、コンビニやネットで申し込み出来ます。
申し込みの際は中型バイクなら軽自動車届出済証(軽二輪自動車)が必要です。

 

自賠責保険についてもっと深く知りたい場合は、
国土交通省のこのページを見てみて下さい。

  • 250cc : 8,650円 / 1年 ・ 12,220円 / 2年
  • 400cc : 8,290 / 1年 ・ 11,520円 / 2年

任意保険

強制でない保険です。

バイクショップのレッドバロンの店員さんに直接聞いた話だと、
任意保険に入らない人の割合は60%~70%くらいだとか

はっきりと言いますが、任意保険は絶対に入っておいた方がいいです。

自賠責にはないオプションや、自賠責だけで賄いきれなくなると、
多額の賠償金を実費で払うことになるわけですが、
任意に入ってないがために借金地獄に陥った人を何人も見たことがあります

絶対の絶対に入るようにして下さい。
なぜ義務付けられていないのか不思議なくらいです。

任意保険は年齢や色々設定することで金額が大きく異なりますが、
一度見積もりだけでも絶対した方がいいです。

ガソリン代

燃費と走行距離によって大きく異なります。

年間20,000kmをヤマハMT-25で走った場合を考えます。

 

MT-25は33.5km/Lの燃費、レギュラー130円とします。
20,000km ÷ 33.5km × 130円 = 77,612円

月にすると約6,400円になりますね。

そもそも年間20,000kmってかなり走っています。
休日の度にロングツーリングしたり、キャンプツーリングしてそのくらいで、
通勤でだけ使ったりたまにロングツーリングする程度なら10,000kmにも達さないでしょう。

そうすると年間40,000円すらいかないので、
完全に所持バイクと距離次第です。

駐車場代

一戸建てなど自分の敷地内に駐車ペースがあるなら無料です。

ただし、月極やマンション契約の駐車場を使う場合は月に1,000円以上は飛ぶと思います。
僕の近くの月極は月額5,000円でした。

ちなみに他人の敷地内や、公道に駐車すると駐禁で罰金が科せられます。(二輪なら6,000円の罰金)
さらに、違反点数が場所により異なりますが加点されてしまいます。(1~3点)

ただしこの法律には穴があって、タイヤが自分の敷地内にほんの少しでも触れていればセーフで、駐禁は発生しません。

メンテナンス代

代表的なのはオイル交換です。
2,000km毎に交換するのがベストですが、僕は3,000km毎に交換しています。

タイヤも擦り減ってくると交換で30,000円前後はします。

さらに、チェーン、ブレーキパッド、バッテリー、
立ちゴケしたら折れたクラッチレバー、ブレーキレバー、シフトペダルなどなど

交換品が数多くあり、バイクに長く乗り続けるためにも日々のメンテナンスは欠かせません。
任意保険の次に妥協したくないポイントですね。

車検代

最後がこの車検代です。

250cc乗りには関係ありませんが、251cc以上のバイクに乗っている人に発生します。

新車購入時は3年後に車検を受け、以降は2年ごとに車検を受けることになります。
2年に1回で約50,000円前後はするので、年間にすれば25,000円前後になります。

 

「レッドバロン」や「2りんかん」などで車検を受けるか、
自分で整備、点検をする「ユーザー車検」をするかによって値段は変わりますが、
ユーザー車検は整備費用を非常に削られるため、知識があるならこちらがオススメです。

まとめ

現実的に決して目を逸らせない維持費の詳細は以上になります。

都会の通勤、ツーリング、レースなど様々な用途で使われるバイクですが、
バイクの楽しさと短距離における利便性に気づいてしまうと本当にやめられなくなります。

しかし、衝動的にバイクを購入する前に前もって金銭的余裕を持っておかないと、破滅する可能性も出てきます。

特に任意保険未加入での事故は人生が終わります。

自身の身の丈にあったバイクを選んでバイクライフをエンジョイしましょう!